地域のアートをゆるく紹介する番組「おきらくアート」。
今回は巳年にちなんで「脱皮したアーティストがいるらしい」との情報を聞きつけ、長井市にある長沼孝三彫塑館を訪れました。
※長沼孝三彫塑館は冬季(3月末まで)休館のため特別に取材させていただきました。
説明してくれたのは、長沼孝三彫塑館や旧丸大扇屋などを管理運営する財団「文教の杜ながい」の後藤拓朗事務局長です。
長沼孝三(1908年生~1993年没)は長井市出身の彫刻家。
旧丸大扇屋(呉服商)の三男で、小さい頃から呉服やチラシなどの最新のデザインに触れて生活してきました。そのため当初はデザイナーになりたいと思っていましたが、東京美術学校(現・東京藝大)の人と知り合って説得されるような形で東京美術学校(現・東京藝大)の彫刻科に入学。長崎にある「平和祈念像」で有名な日本を代表する彫刻家の北村西望などから教えを受けます。そのあと23歳の時に「インテリゲンチャ」という作品で、帝国美術展覧会(現・日展)で初出品にして初入選し、彫刻家の道へ進むことを決意したそうです。また、1988年の長井橋完成の際のあいさつ文「長井の心」は、今でも長井市で大切にされている言葉で、長井市内の小中学校でその言葉を土台にした教育がされているという長井市の偉人です。
柔らかく知的でユーモアのある作品が多い長沼孝三の作品。
どうして「脱皮したアーティスト」なのか、是非放送を見て謎を解いてみてください。
そしてもし行かれる際は、冬期(3月末まで)は休館だそうなので、4月以降に行ってみてくださいね。
《長沼孝三彫塑館》
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日・月末日(月曜日が祝日の場合は翌日)、冬季(12月29日~3月31日)
見学料:大人300円、高校生200円、小中学生100円(20名以上団体料金:大人240円、高校生160円、小中学生80円)
曜日毎の放送時刻
月曜日
6:00~
火曜日
6:30~ 23:00~
水曜日
10:30~ 21:00~
木曜日
14:00~ 18:30~
金曜日
放送なし
土曜日
16:30~ 22:30~
日曜日
7:30~ 15:30~ 24:00~